こんにちは。
 今年の1/27から2/2まで開催されていた御伽杯スピードリーグにて幸いにも第2位の名誉を頂いたむぉぬぉくぅろぉです。
 全てのリーグでほぼ稲田菖蒲(スピード術士)だけを使い続けていた(自称)頭のおかしい人です。
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 今回は、自分がメインで使っているスピード術士『稲田菖蒲』についての記事を書こうと思います。
 今後、稲田菖蒲を使おうか悩んでいる方、どう使えばいいのか分からない方にとって、この記事が参考になればいいな思います。




その1.むぉぬぉくぅろぉの菖蒲デッキ

 手っ取り早く、スピードリーグだけでなくほぼ全リーグで使用していた菖蒲デッキを紹介させていただきます。
 恐らくまだまだ完成形にはほぼ遠いですが、ある程度形になったものをお見せした方が受け入れやすいかなと思いました。

①デッキ編成

 メインユニット:電光石火・極+神の怒り

 サポートユニット:縦2陣Kill up 4体
          縦8陣Kill up 1体

 装備品:(武器)縦型Kill up
     (防具)縦2陣HP up
     (装飾品)初期SP up

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②解説
 アメノミカヅチと勝手に呼ばせていただいている編成です。
 この編成の特徴は縦型Killを強化するサポートスキルばかりで構成しているという点かと思われます。
 サポートについての解説は後ほどさせていただきます。

[メインユニットの解説]

 菖蒲を使った編成だとタケミカヅチを2体積んだ電光石火デッキを採用する方も多いかと思われます。
 けれど、アメノミナカヌシはタケミカヅチよりも遥かに高いSP回収効率を持っており、タケミカヅチでは1SPしか得られない状況でも、アメノミナカヌシを使うことでSP3~5,時には10SP近く稼ぐこともできるのです。まさに圧倒的ですね。
 そして、このアメノミカヅチ編成はスピード術士の天敵「サヴェッジ社警備員」にも勝ち越せるぐらいのスペックを持ち合わせています。
 タケミカヅチ2積みでも立ち回りさえ気をつけていれば五分には持っていけますが、それでも勝ち切ることは難しいです。
 対サヴェッジ社の立ち回りについては後ほど。


[サポートスキル・装備の解説]

 縦2陣強化に重きを置いている形になった理由は縦2陣を1番よく使うからです。
 1番よく使うからこそ、縦2陣を軸にした立ち回りにするためにこのような編成になりました。
 縦型Killに特化したこの編成ですが、ウサギを上位互換スキル持ちのサクヤと交換した4体編成はオススメしません。理由としましては、サクヤ4体つまりLv.60の縦2陣Killが3600(+1800)になってしまうと相手が石神郁那依だった場合、縦2陣が1回でも術士HPを削るだけで術士HPが7割以下となり、アビリティが全体に変わってしまうためです。そのため、わざと1体だけ下位互換スキルのユニットを編成しています。
 余ったサポートは、縦8陣1体とその後ろに組んだ縦2陣2体で大抵のパワー術士のHPを全損出来るように縦8陣Killを上げています。

 縦2陣Atk upのサポートを採用していない理由ですが、そもそも縦2陣Atkを上げる目的が2体で4陣を落とすためだったり、ロンドン横2陣を落とすためだったりするのですが、これはバトルスキルや1陣の火力を合わせることで解決してしまいます。つまり、採用する理由が感じられない為ですね。

 そして、防具はもちろん1陣の攻撃にも相手の電光石火にも自分の縦2陣が耐えられるように縦型HP upを積んでいます。東京が少ない環境でサヴェッジ社警備員を倒したい場合だと術士HPを上げるのもありかもしれません。
 ちなみにですが、1列に210ダメージを与えるアメノミナカヌシがいる現環境で、そのダメージを3回耐えられる縦2陣HP635まで底上げすることのできない防具(☆5神器Dランク以下の防具)はどんぐりの背比べのような性能になります。ご注意ください。

 最後に装飾品はもちろん初期SP量増加。SP上限が必要な術士はパワータイプぐらいだと思います。(必要無いパワー術士の方が多いですが)


[立ち回りの解説]

 まず、大前提としてNEXT2以降の見えないユニットの色に期待したプレイングは避けてください。幸運に恵まれて縦8陣を錬神できたら強いですが、運要素が強いので勝率が安定しません。盤面で見えているもの、相手の動きを予想して堅実に盤面を整え、SPをより稼ぐことが重要です。

 そして、1つ目のポイント。4陣を組み立てる際、次のターンに相手に倒されないように錬神するという点。
 4陣は耐久も攻撃力もある前衛兼SP回収ユニットとしてとても優秀な存在なので、1ターンで倒されてしまうとせっかくの火力持ちが無駄になります。それなら、合体させずに1陣の状態で複数の相手ユニットを止めた方が遥かにコスパが良いです。
 4陣は1ターンでも持ちこたえてくれたら十分仕事したと考えましょう。東京の4陣は相手の猛攻を2ターンも耐えられるほど強くはありませんので.......。

※4陣は2体同時に殴ることが可能で、東京はその際に増えるSPは1体だけを殴った時の倍になるので、相手が東京の場合はその点に注意。

 2つ目のポイントは、自身の術士スキル発動に必要なSP量を常に意識するという点。
 菖蒲は術士スキルに必要なSP量が少ないため、連発しやすい術士です。場合によっては2ターン目に発動することも可能です。
 ここでアメノミナカヌシの「神の怒り」が活躍します。「神の怒り」はダメージ量は少ないですが、複数の敵ユニットに当てることが出来るため、電光石火の何倍も多くSPを稼ぐことが可能です。横2陣を錬神すると2列にダメージを与えることも.......。

 3つ目のポイントは、術士スキルをどのタイミングでどの列に使うかという点。
 3600の突破ダメージを1列に与える術士スキルはとても強力で、基本的に敵の4陣とその後ろの縦2陣を刈り取るために使います。ですが、上手いロンドンは壁を巧みに使って術士スキルでは倒されないように4陣を作ってくることもあります。その場合は相手に横8陣を作らせないように立ち回ってください。
 例えば、残っている敵4陣とそれと一緒に8陣を組める位置に配置された同色ユニットです。4陣に比べたら美味しくないように思えますが、横8陣を作られてしまうとその後ろに錬神されたユニットは術士スキルや「神の怒り」を使っても落とすことはできません。特に対ロンドン戦においては横8陣を組まれたら負け、という気持ちで戦いましょう。

 そして、最後の4つ目のポイントは、術士HPは0にならない限り負けないという点。
 何を当たり前なことをと思われるかもしれませんが、こと菖蒲に関しては術士HPが5割以下になると被ダメ時のSP増加量が10→15に増えます。術士スキルによる3600ダメージで約SP10増えるので、SP15と合わせると術士スキル発動に必要なSPの半分を賄ってしまうほど。
 そのため、盤面が押されていたとしても、アビリティを最大限に活用するために1陣ユニットなどの攻撃はわざと顔面で受けてSPに変換しましょう。もちろん、既にある程度SPが溜まっていて次の攻撃で確実にSP50を超える場合は無駄になるので防いでください。


[おまけ(サヴェッジ社警備員対面)]

 おまけですが、菖蒲使いなら誰もが嫌いなサヴェッジ社警備員用の立ち回りを少しだけ。
 サヴェッジ社警備員を使っている相手のサポートは基本的に縦型Kill特化になると思います。そのため、重要なのはどの列から術士スキルを使われても、止められるようなユニット配置です。理想は4陣や1陣ユニットでギチギチにつまった配置です。
 まず、立ち回りについてですが、8陣を作らず、相手にも作らせないことを目指してください。これの理由は他のロンドン対面とは少し違い、8陣を作ることでフィールドが広がると守備が薄くなるという点にあります。相手に8陣を作らせないために、「神の怒り」のSP効率良さを存分に利用して術士スキルで相手の盤面を綺麗にしましょう。
 けれど、相手の盤面を更地にすることに気を取られ過ぎて相手のSPの確認を怠ることはしないようにしてください。サヴェッジ社警備員はターンの初めにSP4増加するので、SP72以上だと必要量を超えてしまいます。

 大事なのは8陣を作らず作らせないこと、そして、相手のSP確認を怠たらず、どの列からもスキルによる縦2陣の攻撃を通さないような配置にすることの2点になります。





その2.稲田菖蒲という術士について

①稲田菖蒲とは
 東京ストーリーでは主人公のヒロイン枠であり、プレイヤーが初期から購入可能な術士。
 術士タイプはスピードタイプ。
 非常に使いやすいのに奥深いため、初心者だけでなく上級者にもオススメ。

 菖蒲に関する簡単な説明はこんな感じになります。
 それでは、本題に移りましょう。

②稲田菖蒲の“強み”と“弱み”
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 まず、稲田菖蒲の強みについて
 菖蒲はスピード術士の中でもトップクラスに術士スキルを発動しやすく、そして使い勝手のいい術士です。
 配られるユニットの色やメインユニットの有無といった運要素のある中で、100%発動のSP増加アビリティと術士スキルの存在は戦略に大きな有利性をもたらします。
 仮に盤面を押されていたとしても立ち回りにて解説した4つ目のポイント「被ダメを恐れない」ことで逆転すら可能になるかもしれません。
 そう言った「今あるものを最大限に活用して、立ち回りで盤面制圧ができる」というのが菖蒲の最大の強みだと思います。

 逆に弱みについてですが、スピード術士故のHPの低さがそれにあたります。
 HP4100、貫通持ちの縦8陣の一撃を耐えられないため、ユニットや術士スキルのダメージで必ず対処しなければなりません。

 余談ですが、東京・パリの縦8陣(HP8000+防具)は
術士スキル+4陣1体+1陣2体+バトルスキル1回(3600+3200+1200+210~500)で落とすことが出来ます。

 そして、もう1つの弱み1つのミスで簡単に盤面を取られかねないため、思考時間の長さとそれによる時間切れです。
 立ち回りで盤面制圧ができる反面、貧弱なHP故に盤面を完全に取られると立ち直りは難しいです。そのため、どれが最善なのかを考え過ぎて思ったことが出来なくなるということが度々起こります。

③菖蒲を使った時の1番楽しい対面
 菖蒲という術士を使う中で、1番楽しい対面はミラー、つまり菖蒲vs.菖蒲の対面です。どちらも4年後の方ではありません。
 その理由は、編成の有利不利もありますが、実力差がハッキリと現れるためです。どちらがより菖蒲を使いこなしているか、この菖蒲ミラーは自分の実力を確認するのに最適な機会になるでしょう。

 まず、菖蒲はスピード術士故に、どちらも全くケアをしていない状態で縦8陣を作られると負けになります。それを頭の片隅に置いた状態で、どうやったら、相手に術士スキルを使われても盤面を維持できるか。逆に術士スキルをどこに発動して盤面を制圧するか。そう言ったことを考えながら、立ち回ることが重要になります。
 また、どうやって素早くSPを貯めるかという点が相手の菖蒲に勝利する鍵となると考えています。

 菖蒲ミラーは本当にやっていて楽しい対面なので、これ以上の攻略法は菖蒲を実際に使い、自分の目で開拓して欲しいと思います。



まとめ.菖蒲使いによる菖蒲のすすめ

 いかがでしたでしょうか、使い込めば使い込むほど可能性が見える菖蒲は錬ストの中でもトップクラスに使っていて楽しい術士だと思います。
 ただ、先日登場したベアトリーチェや既にいる石神郁那依の存在がバランスやパワーリーグでの脅威になると予想されます。
 ここにも書ききれなかった動き方も沢山あってそれを言葉にできない非力さに少し悲しくもあります。
 ですが、それでも、菖蒲は使い手の強さが如実に現れ、結果にも繋がるとても素晴らしい術士だと思うので興味のある方は是非とも使っていただきたいです。
 菖蒲ばかりを使い続けた結果、他の術士の立ち回りを忘れてしまった残念な私ですが、菖蒲に興味を持った方々の力になれたら幸いです。
 最後まで目を通して頂いてありがとうございました。



 Have a nice game life.
 I hope that you get a great deployment.